「自分軸を実践して輝いている人たち」Vol.1山口かずこさん

2022.04.07
河合由紀


「自分軸を実践して輝いている人々」という連載をスタートしようと考えたとき、まっさきに頭に浮かんだのがかずさんでした。

 

かずさんは、2018年に一緒に一般社団法人ミッションメンタリング協会をたちあげたメンバーです。
私より少し先に代表理事の篠田法正さんから東洋運命学を学んでいらっしゃいました。

初めての出会いは篠田さんの会社の会議室だったと思いますが、
ことのほか美しく穏やかな女性がいらっしゃるなと、
自分と比べて、なんて落ち着いていて素敵なんだと惚れ惚れ見とれてしまいました。

 

私のことを「ゆきさん、すごいねー!」といつも褒めてくれ、その姿勢は今も一貫して変わらず、優しさに満ちている方です。

仕事への取り組み方が丁寧で、しっかりコツコツ学んで努力する方なので、
あの出会った頃に比べて、できることが格段に増えているところがすごいところです。

常に新しいチャレンジをしている姿はまぶしいほどですが、
考える前に動き出す私のうしろを、取りこぼしたものを全部拾ってきてくれるような存在で、感謝しかありません。

 

 

キラキラと輝くかずさんは、自分軸というものを知り、何をして、どのように変化されたのでしょうか。

 
■独立心が強かったゆえに、人に頼ることができませんでした
河合ゆき
河合ゆき
以前悩んでいたこと、または求めていたことはなんですか?

 

もともと、「自立したい」「自分で何かしたい」という想い、独立心が強かったと思うのですが、
それが災いして、人に頼ることができませんでした。

自分で何かと背負いすぎて、旦那さんともうまくいかなくなり、離婚しました。

 

結婚後に始めたボディケアの仕事を続けていましたが、
これもまたうまくいかず、将来への不安や相談できない孤独感から体調を壊してしまいました。

「自立している」という実感を持てないまま、自分の不器用さに落ち込むことも多かったです。
サロンの経営についても「何のために」という部分があいまいだったと今は感じます。
集客しなきゃ、稼がなきゃという意識が強く、
サービスへの情熱もなく、だからお金も入ってこないという悪循環。

やり方が間違っていたと思います。

 

一方で、母親との関係にストレスを感じていたのですが、
同時に「何のために生きるのか?」ということの答えを探していました。

 

河合ゆき
河合ゆき
これまで、その悩みやお困りごとを解決するために試した方法はありましたか?
どのような出来事がありましたか?

 
■いわゆる「セミナージプシー」になっていました…
離婚してから、サロンをなんとか継続させてしっかり稼がないといけない、
自立とは、自分のできることをやって稼ぐことだと思っていたので、
とにかく集客のために、手法を学び続けました。

集客のためのセミナーや講座にはとにかくたくさん参加しましたし、
いわゆる「セミナージプシー」になっていたんですね。

そして、色々試しても、続かない…。

今から思うと、そもそもの目的がズレていたと思います。
「なんの為に」がなかったんです。

それからもう一つ。
性格の頑固さで、なんでも自分でやらなければいけないと思っていたし、
実際に誰か人と関わるのは苦手だと思い、単独行動しかしていませんでした。

 

 
■「自分軸」との出会い
河合ゆき
河合ゆき
自分軸を明確にするワークショップやセッションを受けてみようと思った決め手やきっかけは何ですか?

「もう、やめよう」と決めた時に、友人から篠田さんをを紹介されたんです。

サロンの経営に必死になっていて、体調も壊していたころ、友達に会いに東京へ行きました。
そして、彼女が受講した篠田さんのワークショップについて話を聴かせてもらいました。

その日は泊まりで来ていたので、いきなりだったけど、
「明日空いていないですか?」とすぐにその場で篠田さんに問い合わせをしていました。

そして、「普段は、日曜日は受けないのですが…」という篠田さんと、翌日会うことができました。

それまでは、母との関係にストレスを抱えていたので、
精神面を癒す手法にいつも興味を持っていました。
占いも、スピリチュアル系も、いろいろと試したけれど、どれも納得感はありませんでした。

「生まれてきた理由は?」
「私はなんの為に生まれてきたのか…」と、
このテーマについては、いつもぼんやりと考えていたように思います。

だから、「宿命」や「コアの思い」「自分軸」といったワードが刺さり、個人セッションを申し込みました。

「これを受けてもダメなら最後にしよう」と考えていました。

個人セッション後、すぐに「自分軸確立講座」を受講、
手法も含め、腑に落ちた感がありました。

 

 
■自分らしく生きていくことを諦めて欲しくない
河合ゆき
河合ゆき
自分軸を明確にしてから、どのようなビジョンや目標をたてましたか?その目標達成のために実行したことは何ですか?

自分軸を明確にする過程で、これまでやってきた「ボディケア」というサービスは、
表面的な美しさより、その人の内面を隠す鎧のようなものを外したい
という思いでやってきたということに気づきました。

ですから、痩身や、フェイシャルなども客単価をあげるために取り入れたれけれど、
続かなかった理由もわかったのでした。

腸マッサージは、見た目の美しさのためではなく、
腸をキレイにすることで人間の本質を見出してあげる手法だということに気づきました。

 

そして、「女性の応援をしたい」という想いが明確になり、ビジョンになりました。

 

母親や妻といった役割によって、自分自身を後まわしにしてきた為に、
自分の人生は自分では変えられる力が無いと思っている女性に、
自分らしく生きていくことを諦めて欲しくない。

 

自分の「宿命」と「コアの思い」から作る自分軸の手法に

「私がやりたいのはこれだ!」と惚れてしまったので、

「この手法を教えてください」と篠田さんにお願いしたのでした。

 

当時はまだ身近な人にだけ提供されていた養成講座を受講後、
協会を設立するまでの間は、
個人で「東洋運命学カウンセリング」をメニューに加えて実践してきました。

 

河合ゆき
河合ゆき
その後、その悩みや求めている事はどうなりましたか?解決できましたか?または解決のきっかけになりそうですか?
■持って生まれた宿命の通り「頑張り続ける」のは、私のサガ
 

現在は、自宅サロンは続けていますが、
ボディケアより、カウンセリング、コーチングの割合が増えました。

 

そして、ミッションメンタリング協会のスタッフになるという新たなステージも始まり、
浜松でひっそり自宅サロンをやっていただけでは
出会うことがなかったであろう人たちとの出会いに緊張もしますが、
学ことが多い環境に感謝しています。

 

「自立と相互支援」というメンタリングの姿勢で人と関わることも学び、
自分にはない能力の部分では、無理に頑張ったり、拗ねたりせず、
サポートをお願いし、私は私の才能で社会や人々に貢献でき、
さらにその才能を伸ばしていける環境にいるんだという実感があります。

頑固で単独行動ばかりだった私ですが、
今は、私の才能や想念をわかってくれている人が周りにいて、
一人一人が自立しているから、とても居心地よく感じています。

 

さらに、ボディケアなどでも、教える側になることを避けてきたので、
自分が講座をやるようになるとは思わなかったけれど、
今は定期的に講座を開催したり、地元の企業から声がかかってワークショップの講師をしたりもしています。

 

「問題は無くならない」のは確かで、毎日いろいろなことが起こるけれど、
相談できる仲間、見本を見せてくれる人たちに恵まれているので、
以前のような孤独感はなくなりました。

 

持って生まれた宿命の通り、「頑張り続ける」のは、
私のサガだなとも感じているので、そこは今後も変わらないと思います(笑)

 

 



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■自分を理解し方向を定めることで、その扉をくぐる勇気を与え続けたい
 

河合ゆき
河合ゆき
自分軸を明確にしたことの感想や、良かった所、お勧めポイントをおしえてください。

 

自分軸を確立し、実践できていることは、私にとっては、本当にターニングポイントになったと思います。

自分の人生の方向性を自覚することで、閉じていた扉が開く。
コロナ禍で、もちろん不安になることもあるけれど、
「なんの為に」がぶれない行動をすれば、次の扉も開くと思っています。

 

自分を理解することと、方向を定めることで、その扉をくぐる勇気を与え続けたいし、
クライアントにも

「ひとりじゃない、メンターやコーチがいるよ」

ということを伝えていきたいと思います。

 
■とにかく一人でがんばりすぎていたんだろうなぁ
 

かずさん、長い時間にわたるインタビュー、ありがとうございました。
出会う前のかずさんのこと、ずっと考えてきたことなど話してもらえて、とてもありがたい時間でした。

 

自分軸の確立という概念に出会うまえのかずさんは、
経営しているサロンをうまくいかせることで精一杯で、
目の前のことを一生懸命にやっていらしたのだろうと思います。

 

なんとか、売り上げを増やして、利益を出していかなくちゃいけない。
全部、自分でやらなきゃいけない。
人に頼ってはいけない。

といった具合に、とにかく一人でがんばりすぎていたんだろうなぁと想像します。

 

そして、本来は起業前に考えておきたい
「なんのためにこの事業をやるのか」というところが、
途中でブレてきてしまったのかもしれないですね。

 
■勇気を出して一歩踏み出したことがよかったですね
 

かずさんの場合は、何よりも
勇気を出して一歩踏み出したことが
よかったですね。

 

未来をあらわす位置に
「やってみよう!」
「挑戦しちゃおう」

という想いを持っているのもあって、即行動。

これまでの殻をやぶった一歩だったと思います。

 

そして自分軸を明確にする過程で洗い出した
これまでのこととも向き合い、
今後の方向性が定まったことが大きなポイントです。

 

その後も、実践・継続し続ける中で、
これまでやったことがないことでも挑戦し、できることを増やしていることが、
ご自身の自信につながっているのだと思います。

 

このように自分自身を理解することで、
どの才能を育てていけばいいのかがわかります。

あとは向かう方向を丁寧に模索していくことで、自分軸が固まっていきます。

 



 

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自分を知り、ビジョンを描き、目標をいくつかクリアしていく体験をすることで、
できる自分に気づき、自分を信頼し、価値を高め続けていくことができます。

とてもシンプルなことなんですが、このシンプルなことができなくて、
「うまくいかない!」と悩んでいる方は、こちらの記事もご覧になってみてくださいね。

『自分らしく幸せな未来』が手に入らない”本当の”原因

 

 

 

 
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