「みんなのお困りごと解決」vol.2せっかく採用した社員が辞めてしまう
■こんな「お困りごと」ありませんか?
時間と費用をかけて、せっかく採用した社員が、
「やりたかった仕事じゃない」とか
「もっと自分を活かせる仕事がしたい」といって辞めてしまう。
何がいけないの?
事業拡大を目指して、思い切って社員を採用することにした経営者のSさん。
採用には募集から採用決定までそれなりの費用がかかるし、
何度も面談をしたりして時間もかかったけれど、
優秀な社員が採用できて満足していました。
そして少しずつ社員が増えていき、
これまで外注していたことも内製化できるようになってきました。
ところが、業務量が増えていくにしたがって、採用したばかりの社員が、
「やりたかった仕事じゃない」とか
「もっと自分を活かせる仕事がしたい」といって、
辞めてしまうケースが増えてきました。
何度も面談して話し合ったはずだし、
やる気はあります!って言っていたし、
給料は、同業他社より多く払っているし、
なぜそんなことになってしまうのか、さっぱりわからない。
とSさんは嘆きます。
■「ここでは、自分の才能を活かしきれない」と勘違い
新卒社員にしても、中途社員にしても、
その会社に入る前には業務内容を調べているでしょうし、
採用面接の段階でどのような仕事をするのか、ある程度はわかっているはずですよね。
もちろん、企業側も、丁寧に説明もしているでしょう。
ではなぜこうしたミスマッチが起こるのでしょうか。
いろいろなケースがあるかもしれませんが、多くの場合、
採用されたご本人も、経営者であるSさんも、
その本人の特性や才能を本当には理解していなかった
ということが考えられます。
本人の希望通りの役割を分担したのに、
それが本当にやりたい仕事ではなかった、ということです。
それに気づいて、
「ここでは、自分の才能を活かしきれない」
と勘違いをして辞めてしまうのです。
■では、どうすればいいのでしょうか?
「せっかく採用した社員が辞めてしまう」
という問題が起こらないようにするには、
やはり膝を突き合わせて話し合うということが重要です。
場合によっては、慰留するために、給料をあげるという社長さんもいらっしゃいました。
でも、経営者は忙しいので、
そんなに何度も話し合う時間を持てないかもしれないし、
給料を上げるなどの待遇面で対処しようとすると、その後また何かトラブルがあったとき、
さらに給料や役職などの待遇をあげなくてはいけなくなります。
待遇を期待して会社に残られても、本質的な問題は解決されたとは言い難いのです。
最も重要なことは、もう古くから言われていることですが「適材適所」です。
会社のビジョンに向かって共に進んでいくうえで、
自分の才能を活かして、やればやるほど成果がでるし、
やっていてわくわくして、楽しくて仕方がないという状態を作り出すには、
本来持っている能力を最大限に発揮して、
苦手を克服するのではなく得意なことを磨いていくことに
エネルギーを使うのがよいでしょう。
そのために必要なのが、「自分の才能を知る」ということです。
■持って生まれた能力を活かした「自分らしい問題解決方法」
「自分の才能を知る」ためのアプローチは、これまでもたくさんありました。
SPIなどの性格診断テストや適性検査といったものを利用する企業もありますね。
それはもちろん有効なのですが、その時そのタイミングでの願望や、
こうあるべきといった主観が挟まってしまうという難点もありました。
東洋に3000年伝わる「算命学」という学問をアレンジし、
可能性を最大化させるコーチングメソッドである「ミッションメンタリング」は、
生年月日から自分が持って生まれた「才能のタネ」を知ることができます。
そして、持って生まれた宿命を解析し、
自分の人生を振り返ることを通して、
人生の目的=「自分軸」(ミッション)を明らかにしていきます。
仕事をしていると、何かしらの問題や壁にぶちあたるわけですが、
それを一つ一つ乗り越えて解決し、成長していくことで、
社会に貢献できる存在になっていきます。
持って生まれた能力を活かした「自分らしい問題解決方法」は、
「自分軸」をしっかりと明文化することで見えてくるのです。
「自分軸」があると方向性がブレないし、
もし途中でみえなくなっても、そこへ立ち戻ることができるようになります。
そうして、採用した社員の「才能のタネ」を丁寧に育て、
その才能にあった役割を見出すことは、
期待以上のパフォーマンスを引き出すことにつながります。
そのうえ、経営側のSさんは社員を理解したうえで
「適材適所」の役割や新しい仕事や部署を創り出すこもできるのです。
「せっかく採用した社員がすぐに辞めてしまう」
というお悩みをお持ちの経営者のみなさんには、
まずはご自分自身の「自分軸」=ミッションを明らかにしたうえで、
社員のみなさんと一緒に、「才能のタネ」を育てていくことをお勧めします。
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